12.腰痛とは⑥
坐骨神経痛

こんにちは。三鷹北口 みらさぽ整骨院です。
今日は腰痛でお悩みの方なら一度は聞いたことがあるかもしれない、坐骨神経痛についてです!
まず、坐骨神経とは身体の中で最も太く長い神経の束のことで、その束が腰椎から出てお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、そして足の指先まで通っています。「坐骨神経痛」とはその坐骨神経が何らかの要因により、その走行に沿って過度に刺激、または圧迫されることによって生じる痛みやその他症状の総称のことを言います。
一般的には中高年以上の方に多く、その主な症状としては、もちろん個人差もありますし、坐骨神経の圧迫箇所や原因により異なってきますが、多く見られるものは腰からお尻、太ももの後ろ側、ふくらはぎ、足の指先にかけての鋭い痛みや鈍い痛みです。そして特徴的な症状としては安静時でも脚やお尻に痛みや違和感を感じたり、脚全体のだるさ、お尻の違和感が挙げられます。
もう少し具体的には痛みの他にしびれや脚の感覚が鈍くなったり、ひどい場合や症状の進行程度によっては、感覚麻痺、またしめつけ感や灼熱感、冷感などを感じることもあります。さらに、原因となる病気によってはその症状が脚の一部分だけではなく、脚全体に及ぶこともあります。また、坐骨神経が圧迫され続けることで、足やふくらはぎの筋力が低下する場合もあります。そして多くの場合は痛みよりも、痺れや麻痺といった感覚障害の方が重症であると言えます。
その主な原因としては、
腰椎椎間板が後方に突出することで坐骨神経を圧迫し、痛みを引き起こす椎間板ヘルニア(ホームページブログ08.参照)。
脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることによって起こる脊柱管狭窄症(ホームページブログ10.参照)。長時間座りっぱなしの姿勢などにより、お尻にある梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫し痛みを引き起こす梨状筋症候群。
他にも加齢などによる骨(腰椎)の変形で神経が刺激されたり、頻度は少ないですが、アルコールなどの中毒性疾患、骨盤内や脊柱・脊髄のがんや腫瘍、また何らかの外傷、糖尿病による神経障害なども原因となることがあると言われています。
坐骨神経痛は原因により症状も様々ですし、病院へ行くとすぐ手術となるケースは稀です。しかしながら、長期化し重症化すると改善までにも多くの期間を必要とします。ですので、そうなる前に原因や症状、進行程度に合わせた治療や施術が必要になります。その原因が筋骨格系に問題があり、その症状が出ている場合であれば、日常生活を見直すことで改善していくことがほとんどです。ただ、それはなかなか自己判断では難しく、かえって悪化させてしまう場合さえあります。
みらさぽ整骨院では、お一人お一人の状態に合わせた適切な治療法と予防のためのアドバイスをお伝えし、早期回復のお手伝いさせていただきます。
坐骨神経痛と診断された方や似たような症状でお悩みの方はなるべくお早めにご相談ください。